yoraba build

備忘録を兼ねた技術ブログ

tensorboard使用法

 今まであまり使いこなせていなかったtensorboardについて少し調べました。

GoogleColab

 GoogleColabでもtensorboardを実行可能です。トンネルを作る必要はなく、マジックコマンドで簡単に起動できます。出力セル内に表示してくれるのも嬉しいです。ブラウザのタブを切り替えるのって地味に面倒ですし。

SCALARS

f:id:yoraba:20200812205802p:plain

  • 統計スカラー量のグラフを見ることが出来ます。
  • 評価関数と損失関数のグラフを表示して、過学習や学習不足が起こっていないか確認するといったことが出来ます。
  • 画面説明
    • 左側のメニューで表示の微調整を行います
    • 上図グラフでは、縦軸が値で横軸がエポック数となっています。
    • 上図グラフでは、訓練データと検証データに対応する値を分類し、数回学習した結果を重ねて表示しています。このように任意の種類、任意の数のグラフを出力可能です。

GRAPHS

f:id:yoraba:20200812205850p:plain

  • モデルの構成図を見ることが出来ます。
  • ノードを接続する矢印に入力データの形状や説明が書かれることがあります。
  • ノードをクリックすると関連ノードが強調表示されます
  • ノードの右上の+ボタンをクリックするとノードの構造図を見ることが出来ます。

DISTRIBUTIONS

f:id:yoraba:20200812205906p:plain

  • 値の分布を見ることが出来ます
  • σ~3σまでの幅が折れ線を境界として色分けされます

HISTOGRAMS

f:id:yoraba:20200812205919p:plain

  • 値の分布を三次元的に見ることが出来ます。
  • 手前のデータほど新しいです。上図ではエポック数が表示されています。
  • 値の範囲が広過ぎたり、値が大き過ぎたりすると学習がうまくいっていない可能性があります。